Array.prototype.keys()

試してみましょう

const array = ["a", "b", "c"];
const iterator = array.keys();

for (const key of iterator) {
  console.log(key);
}

// 予想される結果: 0
// 予想される結果: 1
// 予想される結果: 2

構文

keys()

引数

なし。

返値

新しい反復可能なイテレーターオブジェクトです。

解説

疎配列で使用した場合、 keys() メソッドは空のスロットを undefined という値があるかのように反復処理します。

keys() メソッドは汎用的です。これは this 値に length プロパティと整数キーのプロパティがあることだけを期待します。

例

疎配列に対する keys() の呼び出し

配列に実際に存在するキーだけを処理する Object.keys() とは異なり、 keys() イテレーターは見つからないプロパティを表す穴を無視しません。

const arr = ["a", , "c"];
const sparseKeys = Object.keys(arr);
const denseKeys = [...arr.keys()];
console.log(sparseKeys); // ['0', '2']
console.log(denseKeys); // [0, 1, 2]

配列以外のオブジェクトに対する keys() の呼び出し

keys()メソッドは this の length プロパティを読み込み、 0 から length - 1 までのすべての整数インデックスを返します。実際にはインデックスアクセスは行われません。

const arrayLike = {
  length: 3,
};
for (const entry of Array.prototype.keys.call(arrayLike)) {
  console.log(entry);
}
// 0
// 1
// 2

仕様書

ブラウザーの互換性

関連情報

• Array.prototype.keys のポリフィル (core-js)
• es-shims による Array.prototype.keys のポリフィル
• インデックス付きコレクションのガイド
• Array
• Array.prototype.entries()
• Array.prototype.values()
• Array.prototype[Symbol.iterator]()
• TypedArray.prototype.keys()
• 反復処理プロトコル